なんてん

クチタベ プロジェクト

クチタベプロジェクトってなんですか? 

このプロジェクト、「KTSMー口から食べる幸せを守る会」の取り組みを参考にしています。近隣で は特に、桜十字病院さんが「クチタベ入院」という入院プログラムを設けており精力的に取り組ん でいます。 

食べることは生きること、として、口から食べられる状態を守ることを目ざしています。 そのプロジェクトのことを「クチタベ」と呼んでいます。 

 

どんな取り組みなのですか? 

入院患者さんが、食事の時間を幸せに過ごせるようにしたい、というのが、今のところ一番最初の 目標です。 

食べるためのサポートには、もっとやれることがあると感じています。 

現状は、一人ひとりの食に関わる時間が十分になかったり、 食べられる・食べられないという評価にも、バラツキがあると思います。 絶食になりがちなケースを、少しでも食べながら治療を受けられるように支援する意識を広めていきたいと思っています。 

少しのカロリーでもいいんです。そして、それを食べるための口の環境を整えることや、嚥下だけ でなく体幹や呼吸筋の筋力を維持する取り組みも重要です。 患者さんの「できること」を維持することを目ざしています。 

食べられない人だけではなく、食べられていても、なんとか食べている患者さんもいます。そうした 方は、少しの配慮で誤嚥性肺炎を予防できるんです。そういう取り組みにつなげたい。 食事台の位置や高さ、食べる姿勢など環境が重要です。 

より負担なく食べられるようにすることで、食事量を維持し誤嚥を予防し健康を支える。 食事の時間が「頑張る時間」じゃなく、「楽しい時間」にしたいです。 

食に対する意欲低下になってしまわないように。 

 

どんな人が参加できるのですか? 

看護師や介護職、ST、管理栄養士など、あらゆる職種で取り組みたいです。 「食事についてできることがないか?!」という意識を持ったスタッフを増やすことが目標です。 

介護職は、食事の場では大きな役割を持っています。調理スタッフの方は食の根幹に関わってい ます。 

食事について考えたい人なら誰でも参加してもらいたいと思っています。

 

いつやっているのですか?

基本的には毎週火曜日12時20分から集まってラウンドしています。 

院内外の勉強会で知識の底上げを図っていきたいと思っています。 

最近は、多目的ホールに集まって事前に撮影した食事動画をみんなで閲覧する形式でやっています。

 

取り組みの先にあるものは?

食べる幸せ、ひいては、生きている幸せや喜びを、大切にする病院になっていきたいです。 食を、医療から仲間外れにしない。 

体も心も養生していく、そういう病院になったらいいなと思います。回復する人もしない人も。ゆくゆ くは、地域でもそういう輪を広げていきたいと思っています。 

 

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