認知症
認知症とは
脳が障害を受け、いつも私達が無意識で行っている、認識したり、記憶したり、判断したりする力が欠け、社会生活に支障をきたす状態のことです。認知症は原因により4つに分類されています(アルツハイマー型認知症、血管性認知症。レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症)。
認知症の治療について
非薬物療法:ご本人が今出来ること、興味を持っていることを活かし快適な環境づくりを心掛けます。過去に慣れ親しんだ歌や玩具、道具などを利用し、人生を振り返ることでご本人の自己認識の回復をはかる回想法など、さまざまな療法があります。
薬物療法:アルツハイマー型認知症により失われた記憶や機能を回復させ、病気を完全に治す薬はまだありません。症状の進行を遅らせる薬、不安、妄想、不眠などの症状を抑えるための薬による治療が中心となります。
谷田病院の認知症に関する取り組み
認知症の勉強をし、熊本県が認定しているオレンジドクターとオレンジナースがいます
認知症のある入院患者の方が日中安心して療養生活を過ごせるように院内デイを行っています
併設するサービス付き高齢者施設(松樹苑)で毎月認知症カフェ(まちかどカフェ)を実施しています
併設する通所リハ(甲佐リハ)で認知症予防のための脳トレを実施しています
認知症サポート医、認知症認定看護師、認知症ケア専門士など、認知症の専門家がいます
せん妄対策の専門プログラムである
DELTA(デルタ)プログラムを実施しています
院内の職員はもちろん、地元の学校や企業と協同で認知症サポーターを養成しています
もの忘れ外来
認知症患者の急激な増大をふまえて、早期発見・治療の必要性が指摘されています。谷田病院のもの忘れ外来は、認知症患者さんの早期発見・早期治療を目指し、もの忘れを診療、診断する専門外来です。ものを置いた場所を忘れる、スムーズに言葉が出てこない等の典型的な症状だけではなく、イライラして怒りっぽい、一日中ぼんやりとしている等、認知症の症状はさまざまです。専門的な各種検査を含め、精神保健指定医による診察からフォローまで総合的に対処していきます。
<施設入居>
サービス付き高齢者向け住宅 松樹苑(
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介護老人保健施設 なごみの里(
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介護老人福祉施設 桜の丘(
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