緩和ケア

「緩和ケア」というと、皆さんはどんなイメージがあるでしょうか?「がんの人」や「亡くなる間際の人」のためのもの、という方や、「聞いたことがない」、「よく知らない」という方もいらっしゃると思います。

 

日本では30年ほど前から、主にがんの末期の方を対象に、体や心の苦しみを和らげるための組織的な取り組みとして「緩和ケア」が広がり始めました。近年では、がんだけではなく、心不全や腎不全、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、命にかかわる様々な病気の人に対象が広がってきています。病気と共にあっても、本来のその人らしい生活を送れるよう支援することが緩和ケアの目標です。今をどう生きるか、患者さんの思いや望みを教えていただきながら、ともに歩んでまいりたいと思います。

 

苦痛の中でも、特にがんの痛みは、様々な手段で緩和できる可能性があります。お困りの方は一度ご相談ください。

 

当院では、在宅医療にも力を入れております。家で過ごすことに不安を抱えている患者様、そのご家族の方々のサポートとなれるよう、看護師、ケースワーカー、リハビリテーションスタッフなどがお待ちしています。病気を抱えながらも、安心して家で過ごしたい、という方は一度ご相談ください。

 

 

 

緩和ケア 柳原 恵梨 外来受診:月(午前診療)・水(午前2週のみ診療)